キアゲハの飼い方 : 雪丸さんにお返事
雪丸さん、お返事が1週間も遅れてすみません。
長くてコメントの欄に入りきれないので、こちらに書きますね。

キアゲハの幼虫ってけっこうどぎつい配色なので、私も最初はゾッとしたのですが、よ~く見ているとかわいいナミアゲハの幼虫と「形は同じ」だということがわかって、それからはぜんぜん大丈夫になりました。

さて、羽化に失敗した子(←我が家では子ども扱いです)ですが、100匹以上の子を羽化させた経験から申しますと、どうしてもある割合でそうなってしまうようです。サナギになる段階で失敗したか、あるいは羽化するときに失敗したかのどちらかのようです。よく観察していると、体液が何らかの理由で漏れてしまい、羽化のときに羽を広げるための体液が不足してしまうようです。我が家も同じような大きさかそれ以下の飼育箱で育てていますので、そのせいではないと思います。

飼育箱の中には紙を敷いて、汚れたら替えます。大きくなるとたくさんのフンがたまるので、こまめに捨てます。エサの葉は、市販のものはぜったいにダメです(2004年8月20日23日をご覧下さい)。必ず、無農薬と分かっているアシタバ、パセリ、ミツバを与えます。与えるとき、水で少し濡らしてやると、暑い時期、幼虫が水滴を飲みます。飼育箱の上の網になっているところから、アオムシコバチや蚊取り線香の煙が入らないように、大きなラップでフタをすると安心ですよ。1日2回程度、開けてやれば、窒息することもありません。

羽がくしゃくしゃの子を我が家では「くしゃくしゃちゃん」と呼んで、死ぬまで部屋で飼っています。

アゲハ類のエサの与え方(我が家の場合)は、ごく薄い砂糖水を綿にしみこませて、赤いやピンクの花(ツツジやアザレアが好きらしいです)の真ん中にポタポタ落とし、そのあたりにとまらせてやると、ストローをのばします。花がなければ、指にとまらせてストローのあたりに綿を当ててやるか、楊枝の先でストローをそっと伸ばして綿に触れさせると、喜んで飲むことがあります。

a0028857_21401021.jpg← 喜んで砂糖水を飲むキアゲハ。大きい写真(260K)を見ると、体にきれいな毛がたくさん生えているのがわかります。

ただ、クシャクシャちゃんの場合、まず羽が伸びるのをひたすら待っているかのように、たいていは砂糖水には興味を示さなくて、心がとても痛みますが、いずれにせよ、明るい窓辺のカーテンにとまらせてやり、死ぬまで面倒を見ています。

羽化する直前には、黒っぽくなって、羽の模様が透けてきます。午前中に羽化するので、見ていてあげて下さい。

ネット上を見ると、アゲハやキアゲハのファンが思いのほか多いので嬉しいです。他にも観察日記や飼い方を載せている方が多いので、ぜひ参考にして見て下さい。

余談ですが、アゲちゃんたちはみんな顔(模様)が微妙に違います。ナミアゲハとキアゲハでは性格も違って、おっとりしたナミアゲハと元気いっぱいのキアゲハの好対照が楽しいです。

ご参考になれば嬉しいです。これからも殺されそうなアゲちゃんたちを助けてあげて下さい(笑)。
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by mrs_snape | 2005-07-27 15:54 | 鳥・虫・動物・植物
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