映画を見るような歌 --- ハリー・チェイピン Harry Chapin
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ふと、昔好きだったハリー・チェイピンを聴きました。けっして上手い歌手ではないけれど、ときに自らを主人公にして歌う歌は、まるで映画を見るよう。

ニューヨークの大学生たちに人気があったというシンガーソングライターの歌を、文化的にも年齢的にもぜんぜん違う日本の高校生が理解できていたとは思えないけれど、ほろ苦い歌の主人公たちに導かれるように、辞書を片手に一生懸命聴いていました。

ハリー・チェイピンは、その後、ほどなくして亡くなりました。交通事故による心臓発作、あるいは心臓発作による交通事故。どちらかはっきりしなかったそうですが、はっきりしてるのは、それが私が始めて米国に渡った当日だったこと。

あれから20年以上経って、今あらためて聴いてみると、当時分からなかった歌詞の意味が何枚ものベールをはいだように、よく分かって、自分でも驚きます。英語力が上がったことより、歳をとったからでしょうか。

メール・オーダーでやってきたアニーは、
今でもハリーとつつましく幸せに暮らしているかしら。 --- "Mail Order Annie"

「答えは今でも風の中だなんて、オレは信じているのか?」 
ハリーさん、イラク戦争をどう思いますか。--- "Song for Myself"

きっと今でも私は
ハリー・チェイピンの歌詞を、本当には分かっていないのかもしれないだろうな。
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by mrs_snape | 2004-06-20 22:58 | 音楽
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