小学生の頃、将来なりたかったもののひとつに、
「科学者」があります。 当時、SF小説(子ども向け)が大好きだったので、 登場するカッコいい科学者たちに心酔したからでした。 実際、小学1年生から学研の「○年の科学」は欠かさずとっていて、 ガラスの試験管セットやら、プラネタリウム機などに、 胸を躍らしていました。 「○年生のなぜだろう、なぜかしら」なども愛読書でした。 今でも、動植物や昆虫の観察は大好きです。 だから、科学者になりたかったんです。 でも、そんな私に数学という大きな壁が……。 それでも、「国立文系型」の勉強をしていたので、数学は数Ⅱまでやりました。 グラフと式の関係がどうもピンと来ないまま、 公式を覚え、ワケも分からぬままたくさんの練習問題をこなし、 微分・積分、数列……ときて、ついに対数でギブアップ。 だって、どうしてこういうモノが必要なのか、ぜんぜん分からなかったんです! 確かに、天文少女だった小学高学年の頃、 「1等星は2等星の2倍明るいのではないらしい」ということは、 本で知っていましたが、 それがこの対数に関係があると高校で分かったのに、 どうしてそんなコトが必要なのか、どうしてそんな考えをするのか、 どうしても、しっくりと理解ができませんでした。 その一方で、化学や物理でもワケの分からない計算が……! というわけで、私の科学者への道は途切れてしまったのでした。 今でも、テレビで白衣を着て何かを研究している人々を見ると、 「カッコいいな~」なんて、子どものように憧れます。 生物や化学などを研究して、世の中の役に立つ発明をしたり、 宇宙ステーションで働きたいなぁ…なんて。 数学がもう少しできたらな~。 というか、もっと時間があったらな~。 世界史の暗記もたくさんあったしな~。 数学は苦手で嫌いなはずなのに、 なんだかひかれるモノがあって、 大学の一般教養でロバチェフスキーの非ユークリッド幾何学の授業をとってみました。 ますますワケがわからなくなってしまいました(笑)。
by mrs_snape
| 2007-04-13 14:16
| その他もろもろ
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